Q. プログラムに参加しようと思ったきっかけなど、あなた自身のことについて教えてください。
A. プログラムに参加しようと思ったきっかけは、まず親が英語を流暢に話し、子どもたちに英語を教えていたことから、自分自身も英語を本格的に学びたいと思ったことです。
また、以前からアメリカに行ってみたいと考えていたところ、ちょうどアメリカで実施されるプログラムがあり、参加を決めました。
これまで自分にとって一番身近な「コミュニティヘルパー」は先生でした。そのため、自分も人の役に立つ存在を目指したいと考えています。
さらに、日本人のいない環境で、一人で海外生活を乗り越える経験をしたいという思いも強く、このプログラムに参加しました。加えて、昨年半年間カナダに留学していた経験を応用し、より成長につなげたいと思ったことも参加理由の一つです。
【お名前】Imamura Kokonaさん
【ご職業】大学生(参加当時20歳)
【研修地】アリゾナ州 フェニックス近郊
【参加時期】2025年8月
【参加期間】4週間
本ページでご紹介する体験談は参加者個人の経験に基づくもので、実際のプログラム内容や過ごし方は人によって様々です。他の人の体験談を参考にしながら、あなたらしい体験のかたちをぜひ見つけてみてください!
自己紹介
不安だった点
Q. 渡米までに不安だったことはありますか?
A. 一人で全て行動しなければならなかったため、何か問題が起きた時にすぐに頼れる人が近くにいないことが一番不安でした。
現地でかかった費用
Q. プログラム費用以外ではどんなことにお金を使いましたか?
A. お土産や外食、移動費などで大体5万円くらい使いました。
活動した小学校
Q. あなたが活動した小学校について教えてください。
A. 私が活動した小学校は、1クラスあたりだいたい20人前後の児童がいました。登校は月曜日から金曜日までで、毎朝8時10分すぎに学校へ来て、15時には下校します。曜日によって学ぶ教科や活動が少しずつ違うのが特徴でした。
先生とは学校が終わった後に一緒にアサイーボウルを食べに行くなど交流する機会があり、とても親しみやすい関係を築けました。
子どもたちとは授業中は厳しく接しながらも、休み時間にはたくさんお話をして楽しい時間を過ごしました。子供たちが学校で朝ごはんを食べる習慣があり、朝食準備の手伝いなどもしました。
昼食
Q. 小学校での昼食はどのように取りましたか?
A. 小学校での昼食は、ホストマザーが毎回ランチャブルと軽食を用意してくれて、それを持って行って食べていました。私は先生と一緒にクラスで食べていましたが、子どもたちは体育館に集まってみんなで食べていました。
オリジナル授業
Q. あなたが実施したオリジナル授業について教えてください。
A. 私が実施したオリジナル授業は全部で3回行いました。
1回目は自己紹介を兼ねて、日本の着物や日本語について紹介しました。
2回目は日本の食文化をテーマに、日本のご飯について話したり、折り紙を一緒に体験しました。
3回目は日本とアメリカの小学校の違いについて紹介しました。
授業で紹介した着物は日本から持参したもので、子供たちに試しに着てもらった後、ホストステイ先の娘さんにプレゼントしました。
オリジナル授業用の投影資料は、無料のデザイン作成アプリやWEBサービスを活用して準備しました。資料には写真や簡単な説明だけ入れて、詳細は口頭で話しました。
Q. オリジナル授業以外ではどんな活動をしましたか?
A. 採点の手伝いや子供たちの補助、授業に使う資料準備などをしました。
授業によって、また生徒の理解度によって教室移動があったり、先生も音楽を掛けてリラックスできる環境を作って工夫をしたりと、日本と異なる授業スタイルが印象的でした。
週末の過ごし方
Q. 週末はどのように過ごしましたか?
A. ホストファミリーの紹介で、一緒にホームレスの方々にご飯を配るボランティア活動にも参加しました。始めはホームレスが怖いという先入観がありましたが、最後には感謝の言葉をもらい、怖さがなくなりました。
グランドキャニオンやセドナも観光で訪れ、貴重な体験ができました。
現地コーディネーター
Q. 現地コーディネーターからはどのようなサポートを受けられましたか?
A. 現地コーディネーターからは、まず最初にスターバックスでミーティングをして、生活や活動についての説明やサポートを受けました。
※コーディネーターの連絡先を教えてもらえるので、現地滞在中、何か判断に迷ったときは連絡可能です。
ホームステイ
Q. ホームステイ先での生活や、ホストファミリーについて教えてください。
A. 私のホストマザーはフィリピン出身で、毎日13時半に家を出て22時半ごろに帰ってくる生活をしていました。とても責任感のある方で、時間があるときは学校まで送ってくれて本当に助かりました。
ホームステイ先は過ごしやすく、特に厳しいルールもなかったので、とても心地よく生活できました。家はチャンドラーのダウンタウンに近く便利でしたが、バス停まで15分ほど歩かなければならず、暑い中での徒歩は少し大変でした。
また、ホストドーターがたまに訪ねてきてくれて交流する機会がありました。
大変だったこと
Q. 現地で大変だったことはありますか?
A. 現地で大変だったことは、移動手段がバスや電車だと時間がかかりすぎてしまい、車で移動したくても自分の足がなかったことです。
将来に向けて
Q. 最後に、当プログラムを通じてあなた自身が変わったことや、将来に向けて目標などがあれば教えてください。
A. このプログラムを通じて変わったことは、子どもたちの多くが家庭ではスペイン語を話していたため、英語を話すときに発音をより意識するようになったことです。実際に、発音が良くないと相手に理解されにくい場面もあり、正しい発音の大切さを実感しました。
また、子どもたちの育ち方や背景を知ることで、「だからアメリカ人にはこういう側面があるのか」と気づけたのも大きな学びでした。
最終日には、受け持ったクラスの生徒から手作りのネックレスをもらったり、担当していない学年の子からもお手紙をもらいました。
将来は、人の役に立てる存在であり、英語を流暢に使いこなせる人になりたいと考えています。
